フロントブレーキのディスク化
ステップバンのフロントブレーキをディスクブレーキに換える場合、
一番手っ取り早いのが、ダイハツミラのハブごと移植するやり方です。
今では余り見かけることも無くなりましたが、L55のミラのディスク車
のハブとディスク、キャリパー、キャリパーサポートを使えば、
ホイールサイズも10インチのままでフロントブレーキを
ディスクブレーキに換える事が出来ます。
ドライブシャフトのスプライン径がステップバンと同じなので、
大きな加工はしなくても取り付けることが出来ます。
ハブのオイルシールと当たるところが、少々大きいので旋盤で
削ってやる必要が有りますが、そのままでもはまらないことは
無いです。後は、キャリパーサポートをステップバンのナックルに
取り付ける為の加工をしなければなりませんが、ヤスリとドリル
程度の工具で加工できます。
ブレーキホースのホースエンドの取付ピッチがホンダとダイハツ
では違うので、この際アールズなどのホースを使って組み替えましょう。
ホイールの取付ピッチはともに110なので、ホイールを換える心配は
有りませんが、ボルトのピッチが、1.5と1.25で違いますので、
クリップナットは換えなければなりません。
LL55の部品は新品ではもう揃いませんので、探すのが結構大変ですが、
ホイールサイズを10インチにこだわらなければ、L70の12インチ車でも
同じ事が出来ます。
オルタネーターのIC化
ステップバンのオルタネーターはアナログのレギュレーター式で、
発電量も大したことありません。今更、昔のパーツにこだわる事も無い
でしょうから、この際最近のICオルタネーターに付け替えることを
お奨めします。
まず、使用するオルタネーターの品番は、MD107461の日本電装の物です。
中古で探す時は、ダイハツのL70系のミラやハイゼット、アトレー、なんかに
付いています。本体の取付はボルトオンではありませんが、下側の取付穴に
5ミリ程度のスペーサーをかますのと、上側のベルトの調整用のステーの
エンジン側に3ミリ程度のスペーサーを入れる程度です。
これでオルタネーター本体は装着出来ます。使用するベルトは、
ノーマルより2.5pほど短い物を使います。
後は配線なのですが、ノーマルのレギュレーターの代わりにIG-N、L-F間を
短絡させた6極カプラーをボディー側の配線につなぎ、オルタネーター側は、
ボディ側3極カプラーのF端子をLに、N端子をIGにつないだ2極端子に
変更してやればOK。これで発電量アップ、トラブル知らずのオルタネーターに
変更出来ます。ノーマルのレギュレーターも無くなり、
エンジンルームもすっきりします。